仕事帰りの道すがら、気がつけば家に着いていた。そんなふうに、途中の風景をほとんど覚えていないことはありませんか? または、誰かと話している最中に、ふと気になることを思い出してしまい、気づいたら相手の話をちゃんと聞けていなかった。 そんな経験、誰にでもあると思うんです。 これは、私たちの「意識」が、今、目の前にある現実から離れ、自分の内側の世界へと飛んでいた状態と言えます。 このように人は、日常の中で2つの「風景」を見て生きています。ひとつは、目に映る現実の風景。もうひとつは、心の中に浮かび上がる意識の風景です。 わかりやすく言えば、現実世界を見ている目が「外の